日々の暮らしの中で思うこと

少し立ち止まって、少し考えてみる。そんなことをブログで綴ってみたいです。

法律について_民法1条

法律って難しすぎてとっつきにくいけれど当たり前のことが書いてあるなぁって思うことありませんか。

例えば民法

第1条(基本原則)

1 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。

2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。

3 権利の濫用は、これを許さない。

 

要するに。。。

1項は

私権というのは、個人でも法人でも何かしたい!!と思ったとき。。。

何かしたい!!は、例えば、コレ買いたいとか、売りたいとか

その内容も実際のやり方とかも、「公共の福祉」(←どうもコレが曲者なのだけど)に違反しない(適合する)ようにしなきゃいけない。(私権の公共性の原則)

 

つまり、本当に極端な話だけど

誰かを殺したい!と思っている人がいて、ゴルゴ13(すごく好きだった(^^))に依頼して

殺人契約なんて結んでみる。

そもそも、その契約は民法に違反よねということ。

それに当然、頼んだ人が殺してくれないからといって「契約違反だから訴える〜」なんてこともできない


2項は

買いたい人はお金をして払う義務、売りたい人は品物を渡す義務、買いたい人は品物をもらう権利、売りたい人は品物をもらう権利、そういう権利や義務があるときに裏切らず、誠実にねということ(信義誠実の原則)。

 

お金をもらって逃げちゃったり、モノを受け取って支払わないなんてことはしないで

ちゃんと誠実にしなきゃ駄目って言うこと。


3項は

自分の持っている権利を使って意地悪しちゃ駄目よということ(権利濫用の禁止)。

 

有名な判例

宇奈月温泉事件 昭和10年10月5日(大審院←コレ今の最高裁)

■事案について

宇奈月温泉では7.5km先にある黒薙温泉から地下に埋設させた木製の引湯管を使いお湯を引いていました。この引湯管は大正6年にA社が当時の価格で30万円を費やし、埋没させる土地の利用権を有償ないし無償で獲得して完成させたものでした。この引湯管は途中で利用権を得ていない甲土地を2坪分だけ経由していて、そこはBの所有する乙土地の一部でしたが、112坪の乙土地というのが、利用が非常に難しい急傾斜地にありました。

乙土地全体を1坪あたり26銭で買ったXは、不法占拠を理由に、宇奈月温泉行きの鉄道を所有している温泉の運営会社Y社に対して引湯管を撤去するか、乙土地の周辺の土地を含めた計3,000坪を1坪7円総額2万円余りで買い取るよう求めましたが、Y社がこれに応じなかったため、XはY社に対して妨害排除請求として引湯管の撤去等を求めて提訴しました。

■判決について

利用価値の無い乙土地はX(原告)にとってなんら利益をもたらさないのに対し、請求を認めて引湯管を撤去すれば、宇奈月温泉と住民に致命的な損害を与えることになり、このような結果をもたらす所有権の行使に基づく請求は所有権の目的に反するものであり、「権利ノ濫用」という文言を判決文中で初めて用い、権利行使が認められない判決になりました。

但し、Y社はXに対して無料で利用できるわけではないので、乙土地の使用利益を不当利得として返還する義務は負います。

 

自分だけ良ければ良いという考えは駄目ってことですよね〜

公平って一言では難しいけれど、人として大切なことを考えながら。。。(^^)